XF35mmF2は、子どもを撮るときによく使っています。
- AFが速く、動きについていきやすい
- 小さくて軽い
- 音が静かで動画にも向いている
- 防塵防滴で屋外でも安心
中古で3万円台くらい。初めての単焦点としても使いやすい価格帯です。
ズームからステップアップしたい方や、
- 背景をぼかして撮りたい
- シャープな写りがほしい
そんな方にはぴったりの一本です。
今回は子ども撮影を中心に紹介しますが、スナップやポートレートでも活躍してくれます。
【動画の目次】
0:00 ~オープニング(おすすめしたい方)
0:54 ~作例紹介
1:46~デザイン(見た目)
2:41~焦点距離と最短撮影距離
2:57 ~AF性能
4:08 ~描写(写りの詳細)
5:07~まとめ
動画でも紹介していますのでもしよければご覧ください。目次の時間のところを押せば好きなところから見れます。
XF35mmF2 R WR 写真の作例

まずはやっぱり写真ですね。
印象としてはフジの公式サイトでも書かれている通りです。解像感とコントラストがはっきりとしていて、ピントを外すすことも少ない優等生。(僕はヘタクソなので外すけど)
若干彩度は高めで鮮やかな写真を撮れるような印象です。
X-T4 XF35mmF2













X-T4と組み合わせるとAF性能もかなり向上しさらに扱いやすいレンズになりました。


見た目の相性もかなり良くてこの組み合わせはかなりかっこいいですね。
XF35mmF2













X-T30はAFも比較的速いので撮りやすかったです。組み合わせ的にもコンパクトでとても似合う。


X-Pro2 XF35mmF2



開放大好きな僕好みできっちり解像してくれるので僕にはかなり使いやすいレンズです。
見た目はシュッとして似合います。この組み合わせを使っている方はかなり多いと思います。


X-E4 XF35mmF2















X-E4との組み合わせはコンパクトでAFもものすごく速くてとても使いやすいです。見た目もオッケー。


XF35mmF2 R WR 動画の作例
XF35mmF2は、ぼくが動画でも一番使っているレンズです。
日常の記録やVlog、YouTubeの撮影でも活躍してくれていて、写りはもちろん、AFの追従や駆動音の静かさも安心感があります。
下のレビュー動画では、Vlogっぽい作例も載せているので、よかったらあわせてご覧ください。
実際に使うシーン、使いづらいシーン(おすすめしたい人、イマイチしづらい人)

実際に僕がどんなときに持ち出しているか考えました。
持って行きがちなシーン
- 公園に行くことが確定しているとき
- スナップも撮りたい気分のとき
- カメラ1台だけで行きたいとき
ほかのレンズを選ぶシーン
- 室内で距離感近めで遊ぶとき
- カフェなど行くとき
まとめると
公園だけのときは結構持ちだす気がします。フィルムカメラを持って行くときなどはちょっと同時には持てないかなと思います。
カフェとか自宅ではちょっと距離感が近めなので23mmを使うことが多いかもしれません。
結構距離感近めで遊ぶことが多い方はXF23mm系かX100Vがおすすめです。
F2はすっきりとしたデザインでかっこいい

見た目は鏡筒が少し先端に向けて細くなっている形がかなり好み。フジのどんなボディにも合う印象です。
X-Pro2、X-T30、X-T4、X-E4とつけてきましたが全部かっこいい。フジフイルムは本当にかっこいいんです。


コンパクトプライムという比較的小さく作られているレンズで、なおかつシリーズ最少径なのでとても持ち出しやすいです。
外装には金属製のパーツを全面に採用し、防塵・防滴・-10℃度にも耐えることができます。しかも金属パーツを使っていても重さは170g!!
めちゃめちゃ軽いんですよね。
軽くてサイズ感もちょうど良いので公園でもとても使いやすく、かなり高頻度でこのレンズで遊びに行っています。
スペック、詳細。F2のおすすめポイント

- 普段使いにちょうど良い
- AFが速い
- 解像感も抜群に良い
- 安定感のあるレンズ
などざっく感想をお伝えしていますが、細かい特徴も紹介します。
焦点距離と最短撮影距離

普段使いにぴったりな理由のひとつは、フルサイズ換算で約52.5mmという焦点距離。
寄れる距離も最短35cmとそこそこ近く、子どもとの距離感やテーブルフォトでも使いやすく感じます。
ただ、被写体との距離が近いと「ちょっと狭いかも」と思うことも。特に室内では感じやすいですね。
もちろん室内撮影もできますが、より広く写したい場面が多いなら、18mmや23mmのレンズも検討してみるといいかもしれません。
AFは速い

AFの速さと安定感は、XF35mmF2の大きな魅力です。
とくにX-T4と組み合わせると、フォーカスのスピードは体感でも「十分速い」と感じられます。駆動音もほとんど気にならず、静かな場面での動画撮影にもぴったり。
このレンズはインナーフォーカス方式を採用していて、後部の軽いレンズ群だけを動かす仕組み。そのおかげで、AFが俊敏で静かなんですね。
スペック的には最速0.08秒とのことで、X-T4との組み合わせでは性能をしっかり引き出せている印象。まだカメラに慣れていない方にも扱いやすく、失敗も少ないと思います。
もちろん、X-T4は少し高価なので、手ブレ補正つきで扱いやすいX-S10と組み合わせるのもおすすめ。軽量コンパクトにこだわるならX-E4との相性も良いですよ。

寝ている赤ちゃんを撮るとき、気になるのがレンズの駆動音。
XF35mmF2はその点、とても静か。シャッターを切るたびに「起こしちゃったかな…」と気にする必要がなく、安心して撮れます。
XF35mmF1.4だと「グイッ、グイッ」と音が出ることもあり、実際ぼくも何度か起こしてしまったことがありました。その点、このF2は本当に穏やかです。
静かな空間での撮影や、家族を撮るシーンでは、こういった静音性って意外と大事なんですよね。インナーフォーカスの恩恵をしっかり感じられる場面だと思います。
比較的カリッとした描写

描写はスッキリハッキリって感じでこれも優等生。
最小絞りもF2と明るめなので問題ありませんし、F2でもしっかり解像してくれます。開放でバンバン撮るのも楽しいです。
(解像感関係なくバンバン開放で撮るけど)

フジの公式サイトでマニアックなMTF特性曲線ってのがあります。

レンズの中心部はコントラスト、解像力ともに満点に近く、端のほうはちょっと甘さが見られるようです。
背景のボケも周辺部は荒れるようですが、僕は正直被写体しか見ていないのであまり気にしていないですね。

細部まで拡大して見る方は気になる気もしますが、多分ほとんどの方は満足いくはずです。
これを踏まえて自分の写真を見返しましたが、端の方を見ても正直そこまでわからないというか、僕にはわからないレベルでした。
まとめ

XF35mmF2は子どもを撮るカメラとして活躍しています。
- AF(オートフォーカス)が速く子どもを追いかけやすい
- 比較的コンパクト
- AF駆動音が少なく動画も撮りやすい
- 防塵防滴(-10℃)
中古価格も比較的安く手を出しやすいカメラです。
F2は本当に使いやすくてずっとそばに置いておきたい安心感のあるレンズだなとすごく感じます。
たまにF1.4が恋しくなるときもありますが、F2はずっと持ち続けたいレンズです!
※2022年5月追記:最近はカメラ全般値上げ傾向です。4万円前後でYahooでポイント込みギリギリ3万円くらいになりました。