『Carl Zeiss Biogon T*2/35ZM(ビオゴン35mm F2)』を買って3ヶ月ほどじっくり使ったのでレビューしたいと思います。
ZMマウントとはZeissが作ったMマウント用レンズで、オートフォーカスはなくマニュアルでのピント合わせをする必要があります。
被写体は家族か日常のスナップ、ときどきフォトウォーク。
作品撮りなんかはやっていませんが、普段使いのレンズとして参考になればと思います。
目次
見た目や質感が最高のCarl Zeiss Biogon T*2/35ZM(ビオゴン)
頑丈に作られた金属製のツァイスレンズはとにかく質感が最高で見た目もかっこいい。
以前使っていたフォクトレンダーのNOKTONでも感じたことですが、フジの純正レンズとは別物のかっこよさというか「おおおおぉぉ」と感じる別の感情があります。
僕はどちらかといえばカメラはそんなに興味がなくて(あるけど)、家族写真を撮るためにカメラがあるっていう感じです。
それでもやはりモノ好きとして重厚感を感じる金属製のレンズには魅力を感じざるを得ません。
シンプルにモノとして惚れる。
『Carl Zeiss Biogon T*2/35ZM
(ビオゴン35mm F2)』のスペック
商品名 | Carl Zeiss Biogon T*2/35ZM(ビオゴン35mm F2) |
マウント | ZMマウント(ライカMマウント) |
焦点距離(画角) | 35mm (63° | 54° | 38°) |
F値 | 2~22 |
レンズ構成 | 6群9枚 |
最短焦点距離 | 0.7m~∞ |
重量 | 240g |
フィルター径 | 43mm |
X-Pro2に合わせてみる
ビオゴンはコンパクトなレンズなので、僕が使っているX-Pro2にもよく似合います。
ツァイスレンズはいろんな種類がありますが、サイズ感が合うかどうかもしっかり検討しながら今回はビオゴンを購入することに決めました。
しかし微妙なところが
レンズが重すぎておじぎしちゃうんですよね。金属製のレンズなので仕方ないんですが、こんな感じで置いたときは少しかっこ悪い笑
レンズ自体の長さはなくコンパクトなので、首からぶら下げているときにレンズが下に向いてしまうってことはないのでその点は大丈夫です。
ちなみにZMマウントなのでマウントアダプターを使わなければフジのボディにつけることはできません。
▼安いやつ
▼ヘリコイド付き(ハーフマクロっぽい感じのことができる)の高いやつ
使用感
使用感はとても良いです。
ピントリング、絞り環ともにとてもスムーズで、子どもが遊んでいるときでも意外とピント合わせはできます。
X-Pro2×Biogon35mmF2の作例
届いた日に撮った写真。
カメラ側でホワイトバランスを少し青よりに調整しているんですが、思いのほか青くなりすぎてしまってほかの所有レンズとの違いを感じました。
あとからフェードをかけるなどの調整はしてないんですが、なんかそんな感じもあるなーなんでだろ。
あと、デジカメウォッチだったと思うんですが、色味検証をした結果ちょっと赤よりになるって書いてあったんだけどそんな感じはあまりないような気はしました。(検証してるので多分正しいことなんだろうけど感覚の話です)
フジフイルムのクラシッククロームの色味が赤を中和して青よりにしてくれているのかどうかはよくわかりませんが、「青っっ!!!」って感じてホワイトバランスのカスタムを消しました。このあとも少しだけ青よりで撮りましたが、これは好みじゃないな。というか不自然だなと。
ホワイトバランスをオートに戻した
買った当初は家族が里帰りをしていたのでぶっちゃけこんなものしか撮っていませんでした。笑
被写体がイマイチですが、ボケがなめらですごくきれいな印象。
ビオゴンくんのために新しいカスタムを作ったんでもし家族に対しても使えるようならまたシェアしますね。
名前はUSUME。色を薄くしただけの誰でも作れそうなカスタムです。笑
KOIMEも作ったけどストリート用かなーって…多分使うことない。
ばーちゃんちで撮ってみた
親戚のおっちゃんに「ばーちゃんが栗を拾ってくれたから取りに来い」という話を聞きちょろっと遊びに行ってきました。
電気がついてない真っ暗な部屋なんでね、もうすごいっすよ。
ビオゴンは最短撮影距離が70cmなのであまり寄ることはできません。むしろ遠いので結構使いにくさは感じます。
それを補ってくれるのがSHOTENが出しているヘリコイド付きマウントアダプター。1枚目と2枚目で寄り方が違うのがわかると思いますが、これがヘリコイドの機能です。
最短撮影距離が短くなるので、結構寄れるようになります。
開放F2で撮ったからピントがどこにあるか全然わかんないけど一部キリっとしてる。うすーい玉ボケがかわいい。
ばーちゃんちで試し撮りするときにいつも撮るカーテン。笑
こんな感じっすね!
Biogon 35㎜ F2レビューまとめ
MFは難しいし開放のピントの薄さは結構撮りにくいけどピントリングがすごい滑らかなので使いやすいレンズかなと思います。背景が消し飛んだときのしっとり感も最高だと感じました。
早く家族を撮りたい気持ち。
▼ちなみにこれも中古で買った
▼作例をたくさん追加しているのでこちらもぜひご覧ください。
お時間がないかた用に少し追加しておきます。