オールドレンズに興味を持ったものの、「オールドレンズはどこで買うのが正解なのか?」と迷っている人は多いのではないでしょうか。
オールドレンズは中古市場が中心となるため、購入場所の選択が重要です。
実店舗やオンラインショップ、フリマサイトなどさまざまな選択肢があります。
それぞれにメリットとデメリットが存在します。
特に失敗しない買い方や注意点を知っておくことで、不良品を掴まされるリスクを減らし、満足度の高い買い物ができます。
また、レンズごとに特徴が異なり、例えば神レンズと呼ばれる銘玉や、プレミアがついたレアモデル など、選択肢も豊富です。
- オールドレンズの主な購入場所とそれぞれの特徴を理解できる
- 失敗しない買い方や注意点を知り、安全に購入する方法を学べる
- 50mmの神レンズやおすすめのレアレンズについて理解できる
- レンタルサービスを利用して試す方法を知ることができる
オールドレンズを購入する際に役立つ情報をまとめています。
これからオールドレンズの購入を考えている方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
オールドレンズはどこで買う?おすすめの購入方法

- オールドレンズはどこで手に入る?主な購入場所
- オンラインショップで選ぶポイント
- 東京・大阪の販売店で探すならここ
オールドレンズはどこで手に入る?主な購入場所
オールドレンズを購入する方法はいくつかあります。
それぞれの購入場所にはメリット・デメリットがあり、自分の目的や予算に合わせて選ぶことが重要です。
主な購入場所を3つ紹介します。
1. 実店舗で購入する
オールドレンズを実際に手に取って確認できるのが、実店舗での購入の最大のメリットです。
特にカメラ専門店や中古カメラ店では、レンズの状態を直接チェックできるため、購入後に「思っていたものと違う」と後悔するリスクが低くなります。
実店舗で購入するメリット
- レンズの状態を直接確認できる(カビやクモリ、傷など)
- 店員に相談できる(初心者でも適切なアドバイスをもらえる)
- 動作確認が可能(装着感やピントリングの動きなどを試せる)
デメリット
- 価格がやや高め(オンラインに比べて相場が高いことが多い)
- 品揃えが限られる(店舗ごとに取り扱い品が異なる)
- 入りづらいお店もある
実際に手に取って選びたい人や、オールドレンズ初心者で不安がある人には、実店舗での購入が最適です。
2. オンラインショップで購入する
近年では、多くのオールドレンズがオンラインショップで販売されています。
全国各地の販売店から購入できるため、品揃えの豊富さが魅力です。
オンラインショップで購入するメリット
- 豊富な在庫(レアなレンズも見つかる可能性が高い)
- 価格が比較的安い(店舗販売よりもコストが抑えられる)
- 全国どこからでも購入可能(地方に住んでいても選択肢が広がる)
デメリット
- 実物を確認できない(写真と実物の状態が異なることがある)
- 返品・交換がしにくい(購入前に規約をしっかり確認する必要がある)
信頼できるオンラインショップを利用すれば、実店舗での購入よりもお得に手に入れられる場合があります。
3. オークション・フリマサイトで購入する
ヤフオクやメルカリなどのオークション・フリマサイトでは、個人が出品するオールドレンズを購入できます。
中には破格の価格で販売されているものもあり、掘り出し物を見つけられることもあります。
オークション・フリマサイトで購入するメリット
- 市場価格より安く手に入ることがある
- 珍しいレンズが出品されることもある
デメリット
- 状態が不明瞭(個人売買なので保証がない)
- 偽物や不良品のリスク(返品が難しい場合が多い)
- 動作不良の可能性がある(説明と異なることがある)
フリマサイトで購入する場合は、出品者の評価や過去の取引履歴を確認し、信頼できる相手から購入することが重要です。
おすすめのオンラインショップ
オールドレンズを購入する方法として、オンラインショップの利用は非常に便利です。
特に、近くに中古カメラ店がない場合や、特定のレンズを探している場合には、全国から選べるオンラインショップが役立ちます。
しかし、オンラインショップによって品揃えやサービスが異なるため、信頼できるショップを選ぶことが大切です。
ここでは、オールドレンズを購入するのにおすすめのオンラインショップを紹介し、それぞれの特徴について解説します。
1. マップカメラ(MAP CAMERA)
信頼性が高く、オールドレンズの品揃えが豊富な大手ショップ
マップカメラは、中古カメラ・レンズの販売で高い信頼を誇るオンラインショップです。新品・中古ともに豊富な在庫があり、オールドレンズも多く取り扱っています。
特徴
- 品揃えが豊富:ライカやツァイス、キヤノン、ニコンなど、さまざまなブランドのオールドレンズを取り扱い。
- 安心の保証制度:購入したレンズには一定期間の保証が付くため、中古品でも安心して利用可能。
- 状態ランクが明確:レンズの状態が細かくランク付けされており、カビやクモリの有無が一目でわかる。
おすすめポイント
オールドレンズ初心者でも安心して購入できるように、各レンズの状態が詳細に記載されています。また、返品・交換対応もしっかりしており、購入後のトラブルも最小限に抑えられます。
2. カメラのナニワ
全国展開する中古カメラ専門店で、オンラインショップも充実
カメラのナニワは、全国に店舗を持つ中古カメラ専門店で、オンラインショップでも中古オールドレンズを多数取り扱っています。
特徴
- 全国の在庫をまとめてチェック可能:実店舗で取り扱っている商品をオンラインで確認・購入できる。
- 中古カメラ・レンズ専門店ならではの厳選された品揃え:しっかりとメンテナンスされたオールドレンズが多い。
- レンズの状態を細かく記載:購入前に細かな状態を確認でき、安心して取引できる。
おすすめポイント
カメラのナニワでは、オールドレンズの他にも中古カメラやアクセサリーも取り扱っています。
カメラシステム全体をまとめて揃えたい人におすすめです。また、店舗があるため、近くの店舗で受け取ることも可能です。
3. カメラのキタムラ
全国に店舗を展開する中古カメラの大手販売店
カメラのキタムラは、全国に実店舗を持つカメラ専門店で、中古カメラ・レンズの取り扱いも豊富です。
オンラインショップを活用すれば、全国の在庫から希望のオールドレンズを探すことができます。
特徴
- 全国の在庫をオンラインで検索可能:実店舗の在庫もオンライン上で確認できるため、近隣の店舗で直接受け取ることも可能。
- 安心の品質管理:専門スタッフがチェックした商品が販売されるため、品質のばらつきが少ない。
- 中古品でも保証付き:一定期間の保証がついており、万が一の不具合にも対応。
おすすめポイント
カメラのキタムラは、信頼性の高い中古レンズを求める方におすすめです。
近くの店舗で実物を確認した上で購入できるのもメリットの一つです。
4. フジヤカメラ
掘り出し物のオールドレンズが見つかる専門ショップ
フジヤカメラは、東京・中野に実店舗を構える中古カメラ専門店で、オンラインショップでもオールドレンズを販売しています。
特徴
- 価格が比較的安い:同じモデルのオールドレンズでも、他のショップに比べて手頃な価格で販売されていることが多い。
- 掘り出し物のレンズが多い:入荷が頻繁に行われているため、希少なオールドレンズが見つかる可能性が高い。
- スタッフの対応が丁寧:オンライン購入でも、問い合わせに迅速に対応してくれる。
おすすめポイント
価格を重視する方や、レアなオールドレンズを探している方におすすめのショップです。
ただし、人気商品はすぐに売り切れることが多いので、定期的にサイトをチェックすることを推奨します。
5. 三葉堂寫眞機店
こだわりのオールドレンズを取り扱う専門店
三葉堂寫眞機店は、東京・谷中に実店舗を構えるカメラ専門店で、オールドレンズの品揃えに定評がある。オンラインショップも展開しており、全国どこからでも購入可能。
特徴
- 厳選されたオールドレンズを取り扱っており、品質管理が徹底されている
- 定期的に新しい商品が入荷し、レアなレンズも多い
- 店舗スタッフがオールドレンズに詳しく、問い合わせにも丁寧に対応
おすすめポイント
状態の良いオールドレンズを求める人におすすめ。店舗に足を運べば、試し撮りも可能。
6. 2nd Base
オールドレンズとカメラの専門ショップ
2nd Baseは、オールドレンズやカメラの専門店で取り扱いも豊富。オンラインショップを活用すれば、全国から注文が可能。
特徴
- ライカやツァイス、ニコンなどのヴィンテージレンズを多数扱っている
- 状態の良いレンズが多く、細かく整備されているものが多い
- 店舗でも直接購入可能で、試し撮りもできる
おすすめポイント
高品質なオールドレンズを求める方に最適。実店舗で試し撮りをしてから購入できるのも大きな魅力。
7. ヤフオク・メルカリ
個人売買のため安価だが、リスクも伴う
ヤフオクやメルカリでは、多くのオールドレンズが出品されており、市場価格よりも安く購入できる可能性があります。
しかし、個人間の取引となるため、注意が必要です。
特徴
- 価格が安いことが多い:ショップで購入するよりも格安で手に入ることがある。
- レアなオールドレンズが見つかることも:通常のショップでは取り扱いがないようなモデルが出品されることがある。
- 交渉が可能:出品者によっては価格交渉に応じてくれる場合もある。
デメリットと注意点
- 状態が不明確:写真や説明だけではレンズの状態が完全には分からない。
- 返品・交換が難しい:基本的にノークレーム・ノーリターンの取引が多い。
- 偽物や修理歴のあるレンズもある:信頼できる出品者を選ぶことが重要。
おすすめポイント
オークションやフリマサイトは、予算を抑えてオールドレンズを購入したい場合には有効な手段です。
ただし、信頼できる出品者を選び、詳細な写真や説明をしっかり確認した上で購入することが大切です。
東京・大阪の販売店で探すならここ
オールドレンズを実際に見て選びたい場合、東京や大阪の専門店を訪れるのがおすすめです。各地にはオールドレンズを扱う優良店があり、実物を確認しながら購入できます。
東京のおすすめ販売店
東京には、多くの中古カメラ店や専門店が集まっています。特に以下の店舗は品揃えが豊富で、オールドレンズ初心者でも安心して購入できます。
- マップカメラ(新宿)
オールドレンズの在庫が豊富で、スタッフの知識も豊富。状態の良いレンズが多い。 - 新宿北村写真機店(新宿)
3Fにジャンクコーナーがあり、掘り出し物のオールドレンズを探せる。 - レモン社(銀座・新宿)
高品質なオールドレンズを取り扱い。店頭で試し撮りも可能。
大阪のおすすめ販売店
大阪にもオールドレンズを取り扱う専門店があります。東京ほど店舗数は多くないものの、質の高いレンズが揃っています。
- カメラのナニワ(大阪市内各店舗)
中古カメラ・レンズの品揃えが豊富。保証付きで安心。 - 大林カメラ(大阪・天神橋筋商店街)
レアなオールドレンズも多く、カメラファンに人気の店舗。
東京・大阪の店舗では、直接レンズを見て購入できるため、品質にこだわりたい人におすすめです。また、店員に相談しながら選べるのも実店舗の魅力の一つです。
オールドレンズはどこで買うと失敗しない?おすすめレンズは?

- 失敗しない買い方と注意点をチェック
- 50mmの神レンズも!おすすめレアレンズ
- まずはレンタルで試したい!おすすめの方法
- オールドレンズの魅力とは?使う理由を解説
失敗しない買い方とオンラインショップ選びのポイント
オールドレンズを購入する際は、慎重に選ぶことが重要です。
中古市場が中心となるため、商品の状態や信頼できるショップを見極めなければ、思わぬトラブルに巻き込まれる可能性があります。
また、オンラインショップでの購入も増えていますが、実物を確認できないため、細かい情報のチェックが不可欠です。
ここでは、失敗しない買い方とオンラインショップで選ぶ際のポイントを詳しく解説します。
レンズの状態を細かくチェックする
オールドレンズは新品ではなく、ほとんどが中古品です。そのため、購入前にしっかりと状態を確認し、問題のないものを選ぶことが重要です。特に、以下のポイントをチェックしましょう。
- カビ・クモリの有無
レンズ内部にカビがあると、写りに悪影響を及ぼします。さらに、他のレンズにカビが移るリスクもあるため要注意です。 - バルサム切れ
レンズの接合面にあるバルサムが劣化すると、白濁や気泡が発生し、画質が低下します。 - 傷・コーティング剥がれ
表面の傷やコーティングの剥がれがあると、フレアやゴーストが出やすくなります。 - 絞り羽根の動作
絞りが固着していると、露出の調整ができなくなります。 - ヘリコイドの滑らかさ
ピントリングの回転がスムーズかどうかを確認しましょう。固着や異音があるものは避けるべきです。
特に、初心者の場合は「クリアなレンズ」を選ぶことが無難です。状態の悪いレンズは、意図しない写りになってしまうことがあるため、初めての購入では避けたほうがよいでしょう。
また、フリマアプリ(メルカリやヤフオクなど)では、詳細な説明がないケースもあります。出品者が転売目的で知識がない場合もあるため、購入前に細かい状態を確認し、作例写真を要求するのも一つの方法です。
信頼できるショップを選ぶ
オールドレンズは個人間の取引(ヤフオク、メルカリなど)でも入手可能ですが、トラブルを避けるためには、専門のカメラショップを利用するのが安全です。
特に、以下のようなショップは品質管理が徹底されており、保証付きの商品を扱っていることが多いためおすすめです。
おすすめの購入先
- 専門店(マップカメラ、カメラのキタムラ、フジヤカメラなど)
品質管理がしっかりしており、保証付きの商品が多い。 - 中古カメラ店(カメラのナニワ、ケンコー・トキナーなど)
メンテナンス済みのレンズが購入でき、状態が良いものが揃っている。 - メーカー公式オンラインショップ(ケンコー・トキナーなど)
整備済みのオールドレンズを販売しており、品質が安定している。
特に、オンラインで購入する場合は、ショップの運営歴やレビューを確認することが重要です。レビューが少ないショップや、返品・交換ポリシーが不明確なショップは避けるのが賢明です。
マウントの互換性をチェックする
オールドレンズを使う際に気をつけたいのが、マウントの違いです。
オールドレンズは現行のデジタルカメラにそのまま装着できないものが多く、マウントアダプターが必要になります。
購入前に、自分のカメラと互換性のあるマウントを確認しておきましょう。
代表的なオールドレンズのマウント
- M42マウント(汎用性が高く、さまざまなカメラに対応)
- Leica L39スクリューマウント(ライカ系のレンズ)
- MINOLTA MD/MCマウント(ミノルタ製カメラ向け)
- Leica Mマウント(ライカMシリーズに対応)
- Nikon Fマウント(ニコン一眼レフ向け)
- PENTAX Kマウント(ペンタックスの一眼レフ向け)
- ヤシカコンタックスマウント(CONTAXシリーズ向け)
適切なマウントアダプターを選べば、オールドレンズを最新のデジタルカメラでも使用できます。
ただし、マウントによってはアダプターの価格が高騰しているものもあるため、事前に調べておくことが大切です。
試し撮りができるなら必ずする
可能であれば、購入前に試し撮りを行い、レンズの特性をチェックしましょう。
特に実店舗での購入の場合は、カメラを持参し、実際に撮影してみるのが理想的です。
試し撮りで確認すべきポイント
- ピントがしっかり合うか(無限遠のチェック)
- 絞りの動作がスムーズか
- 逆光時のフレアやゴーストの出方
- 周辺光量落ちや歪みが気にならないか
オンライン購入の場合は、実際の作例やレビューを確認し、希望する描写のレンズを選ぶことが大切です。
フリマサイト等で購入する場合、出品者に「直近の作例写真を掲載してもらう」よう依頼するのも一つの方法です。
価格を比較し、適正な相場を知る
オールドレンズはショップごとに価格が異なるため、複数のサイトで価格を比較することが重要です。
また、相場より極端に安いレンズは、何か問題がある可能性が高いため、慎重に検討しましょう。
価格比較のポイント
- 状態が同じレンズの価格を複数のショップで比較
- 保証の有無で価格が違うことを理解
- 付属品込みの価格かどうかをチェック
特にレアなオールドレンズは、相場を把握したうえで購入するのが賢明です。
50mmの神レンズも!おすすめレアレンズ
オールドレンズの中でも、50mmの焦点距離を持つレンズは「神レンズ」と呼ばれることが多く、人気が高いです。その理由は、自然な画角・美しいボケ・明るい開放F値の3点が揃っているからです。ここでは、おすすめのレアな50mmオールドレンズを紹介します。
1. Leica Summicron 50mm F2(沈胴)
ライカの銘玉と称される50mm標準レンズ
ライカのSummicron 50mm F2(沈胴)は、1950年代に製造されたオールドレンズで、柔らかく立体感のある描写が特徴です。
特徴
- 滲みのある美しいボケ味
- レンズの質感が高く、所有欲を満たすデザイン
- 逆光時に独特のフレアが発生し、クラシカルな雰囲気を演出
ライカLマウントのため、ミラーレスカメラで使う場合はアダプターが必要ですが、オールドレンズファンなら一度は使ってみたい逸品です。
2. Super-Takumar 50mm F1.4(後期型)
オールドレンズ初心者にもおすすめの一本
Super-Takumar 50mm F1.4は、ペンタックスが1970年代に製造したレンズで、オールドレンズ特有のゴーストやフレアを存分に楽しめます。
特徴
- F1.4の大口径で、美しいボケが得られる
- ゴーストやフレアが強く出るが、それが味になる
- M42マウント
価格が比較的手頃で、初めてオールドレンズを試す方にもおすすめです。
3. Carl Zeiss Planar 50mm F1.4
「標準レンズの帝王」と称される名レンズ
Carl ZeissのPlanar 50mm F1.4は、1970年代に製造されたレンズで、シャープな描写と美しいボケを両立したバランスの良い一本です。
特徴
- 開放時は柔らかく、絞ると驚くほどシャープ
- コントラストが高く、色のりが良い
- Yashica/ContaxマウントとMマウントのレンズがある。
人気が高く、中古市場でも比較的高値で取引されています。
4. MINOLTA MD ROKKOR 50mm F1.4
高コスパながら描写力に優れたミノルタの名レンズ
MINOLTA MD ROKKOR 50mm F1.4は、ミノルタが1970年代に製造したレンズで、その高い描写力と滑らかなボケ味から、多くの写真愛好家に愛され続けています。
特徴
- F1.4の大口径レンズで美しいボケを表現できる
- 開放では柔らかく、絞ると驚くほどシャープな写り
- コントラストが高く、色乗りの良い描写
- ミノルタSRマウント(MDマウント)
特にポートレート撮影に適しており、肌の質感を自然に描写できる点が魅力です。価格も比較的リーズナブルで、手に入れやすいのもポイントです。
まずはレンタルで試したい!おすすめの方法
オールドレンズに興味があっても、いきなり購入するのは不安に感じる人も多いでしょう。
実際に使ってみないと、自分の撮影スタイルに合うかどうか分かりません。
そこで、最初の一歩としておすすめなのがレンタル(サブスクや試写)サービスの利用です。オールドレンズを試す方法として、レンタルのメリットやおすすめのレンタルサービスについて詳しく解説します。
オールドレンズをレンタルするメリット
1. 購入前に写りや使い勝手を試せる
オールドレンズは現代のレンズとは異なり、**独特のボケ味や色合い、収差(にじみや歪み)**が特徴です。試しに使ってみることで、自分が求める写りなのかを確認できます。
2. 複数のレンズを比較できる
購入する場合、1本のレンズを選ぶ必要がありますが、レンタルならさまざまな種類のレンズを使い比べることができます。「ぐるぐるボケが特徴のHelios」「シャープな描写のSummicron」「ふんわりしたボケのTakumar」など、違いを体感することで、自分に合うレンズを見つけやすくなります。
3. コストを抑えられる
オールドレンズは価格帯が幅広く、安価なものから数十万円する高級レンズまで存在します。購入する前にレンタルで試せば、失敗を防ぎつつ、コストを抑えられます。
4. 撮影シーンに合わせて借りられる
イベントや旅行、特定の撮影シーンに応じて、一時的にオールドレンズをレンタルするのも便利な方法です。購入するほどではないけれど、一度使ってみたいという場合に最適です。
おすすめのオールドレンズレンタルサービス
現在、日本国内にはオールドレンズを扱うレンタルサービスがいくつかあります。その中でもおすすめのサービスを紹介します。
1. GOOPASS(グーパス)
GOOPASSは、カメラ機材をレンタルできるサブスクリプション型のサービスです。
オールドレンズのレンタルも可能で、月額プランと短期レンタルの両方を選べます。
特徴
- 1日あたり100円~とリーズナブルな価格でレンタル可能
- 短期レンタルと月額プランが選べる
- カメラや他の撮影機材もレンタルできる
- 公式サイトから簡単に申し込み可能
—
2. 北村写真機店で試写が可能
カメラ販売大手の「カメラのキタムラ」でも、一部のオールドレンズのレンタルが可能です。
全国に実店舗があり、直接店舗で受け取れるのがメリットです。
特徴
- 実店舗で受け取れるため、配送を待つ必要なし
- 店舗スタッフに相談しながらレンズを選べる
- 取り扱い機種は店舗によって異なるため、事前に確認が必要
オールドレンズの魅力とは?使う理由を解説
オールドレンズが人気を集める理由は、その独特の描写やクラシカルなデザインにあります。
最新のデジタルレンズにはない、「味」や「雰囲気」を楽しめる点が大きな魅力です。
1. 現行レンズにはない独特な描写
柔らかいボケ味
オールドレンズの魅力の一つは、滑らかで幻想的なボケ味です。特に、絞り開放で撮影すると、背景がグルグルと渦を巻くような「ぐるぐるボケ」や、光源が泡のように映る「バブルボケ」を楽しむことができます。
ノスタルジックな色合い
現代のレンズは高解像度でシャープな描写が特徴ですが、オールドレンズはどこか淡く、柔らかい色合いになります。逆光時にふわっとしたフレアがかかることで、レトロな雰囲気の写真が撮影できます。
2. モノとしての造りの良さ
オールドレンズの多くは、金属製の鏡筒や精巧な作りが特徴です。
手に持ったときの重厚感や、滑らかなフォーカスリングの感触は、現代のプラスチック製レンズとは異なり、所有する喜びを感じられます。
一部のオールドレンズは「手間をかけて作られた芸術品」とも言われるほど、精密な機械構造を持っています。
例えば、ライカのSummicronシリーズや、ミノルタのMD ROKKORシリーズは、職人技が光る美しい設計が施されています。
3. 手頃な価格でレンズを楽しめる
オールドレンズの中には、現行レンズに比べて安価に手に入るものもあります。
- Helios 44-2 58mm F2
- Super-Takumar 55mm F1.8
1万円前後で購入できるため、気軽に試すことができるレンズも豊富です。。
ただし、希少価値の高いオールドレンズは、逆にプレミア価格がつくこともあります。
4. マニュアルフォーカスの楽しさ
オールドレンズは基本的にマニュアルフォーカス(MF)です。
最初は難しく感じるかもしれませんが、じっくりピントを合わせる楽しさがあります。
現代のミラーレスカメラには「フォーカスピーキング」や「拡大表示機能」もあり、初心者でも扱いやすくなっています。
ここ最近では、オールドレンズをAF化(オートフォーカス)にするマウントアダプターも発売されています。
アウディ高級車も愛用?オールドレンズはどこで買うべきか
- オールドレンズは主に実店舗、オンラインショップ、フリマサイトで購入できる
- 実店舗では実物を確認でき、店員のアドバイスも受けられる
- オンラインショップは品揃えが豊富で、全国から購入可能
- フリマサイトは価格が安いが、状態確認や保証がないためリスクがある
- 実店舗ではカメラのナニワやマップカメラ、カメラのキタムラが人気
- 東京では新宿北村写真機店やレモン社がオールドレンズの品揃えが豊富
- 大阪ではカメラのナニワや大林カメラが実店舗購入に適している
- オンラインショップではマップカメラ、フジヤカメラ、カメラのキタムラが信頼できる
- 購入前にレンズのカビやクモリ、傷の有無をチェックすることが重要
- マウントの互換性を確認し、必要に応じてマウントアダプターを用意する
- 試し撮りができるなら、ピント精度やフレアの出方を確認する
- 相場を比較し、極端に安すぎる商品には注意が必要
- まずはレンタルサービスを利用して、オールドレンズの特徴を試すのもおすすめ
- 50mmのオールドレンズは「神レンズ」として人気があり、描写の美しさが特徴
- 特にSuper-Takumar 50mm F1.4やMINOLTA MD ROKKOR 50mm F1.4が定番の名レンズ